【INNER CHILD】インナーチャイルド
皆さまもご存知のように、インナーチャイルドとは
「幼い頃に生じた心の傷」です。
日々、セッション / カウンセリングを行う中で
様々な方のお話しをお伺いしておりますが
インナーチャイルドを抱えているご相談者さまは
とても多くいらっしゃいます。
私たちの心の中には、必ずと言っていいほど
複数のインナーチャイルドが存在していますが
特に意識をせずに過ごしていたり
気が付いていてもそのまま放置をしていると
心の傷はいつまでも癒えることがありません。
インナーチャイルドの影響は
多くの場合、成人後に顕著となりますが
主にパートナーシップにおいて
心の傷が暗い影を出してきます。
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心に傷の出来る大半の理由は
両親や家族、そして親族の言動によるものです。
幼少の頃は誰にとっても
両親や家族こそが自分の世界の全てとなりますから
これは当然のことと言えるかもしれません。
父親または母親から(或いは両親から)
思うような愛情が受けられなかった場合は
愛情が不足したままの状態で成長していきます。
また、両親の離婚も
インナーチャイルドの要因のひとつとなります。
望むような愛情が得られなかったり
自分の存在を認めてもらえなかったりすると
「自分には愛される価値が無い」
という思い込みが生まれていきます。
愛情を渇望しているにも関わらず
我慢して大人たちの顔色を窺いながら
子供らしい振る舞いが出来なくなります。
そして、成人してからの恋愛関係において
不足感や思い込みが姿を現し始めてきます。
それでは、どのような影響が
パートナーシップに出てくるのでしょう。
-親から受けれなかった愛情を相手へ過剰に求める
-「自分には愛される価値が無い」という思い込みから
愛されることを無意識に拒否してしまう
-「ありのままの自分」を相手に見せる事が出来ない
自信の無さからくる不安な気持ちにより
相手へ異常に尽くしたり、相手を心理的に
コントロールすることも出てくるかもしれません。
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ここでひとつ大事な点は
心の傷を癒すことが出来るのは
相手ではなく自分自身だけということです。
相手は貴女の鏡となりながら
心の傷を浮き彫りにしてはくれますが
その傷を完全に癒してくれる訳ではありません。
チャイルドは貴女に気付いてもらうこと
そして貴女に傷を癒してもらうことを
いつも待ち続けています。
チャイルドたちは少し乱暴な表現を使いますので
そのような言葉が心の中から聞こえてきた時は
チャイルドのメッセージかもしれません。
インナーチャイルドの癒しは
サイレント期間における学び / 課題でもあります。
貴女の愛でチャイルドを癒し
そしてチャイルドを笑顔へ導いてあげて下さい。
「愛される価値が無い」は、思い込みに過ぎません。
貴女にはいつだって愛される価値があることを
決して忘れないでいて下さい。
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