【COLUMN】怒りの涙
* 本日はロシアウクライナ戦争について綴らせて頂きます
長い内容となっていますが、お時間とご関心が
おありであればお読み頂けますと嬉しく存じます
いつかのコラムでも記させて頂きましたが、ブログでは
時事問題や世界情勢に言及しないようにしています。
主な理由としては、いつブログをご覧頂いたとしても
普遍的なものとなる記事内容を心掛けているからです。
また、時事問題 / 世界情勢に関する個人個人の考え方や
受け止め方は様々に変わってきます。
その為、私の発信する考えと受け止めを目にされて
不快感や疑問を感じられる方がおられるかもしれません。
ですので、極力それらには触れないようにしてきましたが
今回のロシア軍によるウクライナ侵攻には
やはり声を上げずにはいられなくなりました。
毎日繰り返し報道されている
ウクライナ現地の悲惨な状況を目の当たりにする度に
心が折れては、ブログの更新休止を何度も思案しました。
まるで、対岸の火事のように
他人事として捉えることがとても難しかったからです。
それでも、私のブログを楽しみにして下さりながら
日々を懸命に過ごしておられる方々が
たくさんいらっしゃることを常に実感しています。
そしてそのような方々もまた、ロシアウクライナ戦争から
お心を大きく揺さぶられておられると拝察しています。
そうであるならば、尚更のこと
皆さまのお心の支え / お心の拠り所となれるように
週3回の記事更新は絶対に続けていかなければならないと
自分の弱き部分を奮い立たせている毎日です。
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ロシア軍や旧ソ連軍による残虐的な行為は
何もウクライナ戦で始まったことではなく
これまでの歴史が蛮行の全てを物語っています。
略奪を行い虐殺を行い、女性たちを強姦する。
これらは戦争が起きるその度に
ソ連軍とロシア軍が総合的に行ってきたことです。
双方における情報操作は勿論あると思います。
ロシア軍に対するウクライナ軍の野蛮な行為も
決して皆無とは言い切れないかもしれません。
ですが、私たちが忘れてはならないのは
ウクライナに攻め込んでいるのはロシア側であること。
全く望んでいない形で攻めてきているロシア軍に対して
ウクライナ軍が愛する祖国と愛する家族を守る為に
決死の覚悟で対抗するのは当然であると感じます。
この点を留意せずに、ゼレンスキー大統領や
ウクライナ軍を非難する方も中にはおられるようですが
個人的には理解を示すことが困難でいます。
その方その方の大切な価値観がありますので
「何が正しくて何が間違っている」という論争においては
残念ながら着地点や出口は完全に見つからないでしょう。
以下の内容は、イギリス公共放送
BBC WORLD NEWS からの抜粋です。
(BBC記者が現地でインタビューしたもの)
* 最愛の一人息子をロシア軍に殺害された母親の言葉
私はもう独りぼっち
息子は若くて27歳でした、もっと生きたかったはず
息子のいない未来は恐ろしい
犬に掘り起こされないようお墓を毛布で覆っています
棺には入っていません
絨毯でくるむしかありませんでした
連中は銃を持ってジープに乗っていました
息子を殺して逃げていきました
あの連中の子供たちにも
私の息子と同じ目に遭ってもらいたい
息子は愛する全てでした、可愛い大切な子でした
* 東部ハルキウで戦う二等兵たちの言葉
ウクライナの平和の為に戦っている
自分たちの土地に来たのは向こうだ
誰も連中を待っていやしなかった
来てくれなんて誰も頼まなかった
「逃げろ、誰もお前らを呼んでいない
生きている内に国へ帰れ」それしか言うことなんてない
この地面の中に永遠に残るか、それとも地元に帰るか
子供を殺すのを止めろ、家や家族を破壊するのを止めろ
自分たちはハルキウを諦めたりしない
愛する人たちが後ろで支えてくれているから
このふたつのインタビューを目にしながら
涙が溢れ出てきました。
怒りから流れる涙を初めて体験したように思います。
憎むべき対象はプーチン大統領であり
プーチン大統領に従う側近たちであり、そして
ウクライナで蛮行を行っているロシア軍であります。
ロシア国やロシア国民の方々に対して、憎しみや
怒りを持たないことが私たちにとって大切な課題です。
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ゼレンスキー大統領がウクライナ国民の方々へ
戦い抜く決意を推奨したことによって
惨状を招く結果になってしまったという意見もあります。
確かに、早い段階で
降伏を示すべきであったと言えなくもありませんが
ウクライナが全面降伏をした場合
ロシアはそれこそウクライナの全てを奪い尽くします。
そうなると、ウクライナの人々の未来と人権は
永遠にロシアによって握られるに違いありません。
あくまでも個人的な考えではあるものの
ウクライナ大統領の決断は誤っていないと感じています。
たくさんの情報が交差する中、信憑性が高く
かつ中立的な視点から伝えられている情報のみを
取り入れていく必要性があると考えています。
こちらも個人的な見解ではありますが
私が信頼を寄せながら情報ソースとしている番組を
最後にご紹介させて頂きます。
(経済動画サービス テレ東BIZ)
テレ東BIZの中でも、特に信頼度の高く感じるものが
豊島晋作キャスターによる
テレ東ワールドポリティクス です。
他の民放局とは全く異なった切り口から
鋭い視点によって有効的な解説をされています。
長い文章をお読み下さり有難うございました。
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